宝塚歌劇団「あさきゆめみし」

 

投稿者:ゆりさん

  

先日のねこ派さんの「あさきゆめみし」の投稿で思い出したのですが、宝塚でも上演してました。

 

宝塚は確か「新源氏物語」も昔上演したことがあったと思いますが、こちらは「源氏物語」そのものではなく「あさきゆめみし」の舞台化です。

 

だから漫画のヴィジュアルに合わせて頭の中将が金髪なのです!

当時ファンの間でも驚かれました。

 

更にキャラクター性に合わせて朧月夜の君も金髪でした!

でも実際舞台を見ると不思議と違和感ありませんでしたね。

衣装等平安絵巻の雅な豪華さは、流石宝塚だったと記憶しています。

 

このときは確かBSで1月頃に宝塚花組の出演者でテレビドラマとして光源氏と藤壺の宮の話メインで放映して、舞台では源氏が須磨から帰ってきたところから始まりました。

藤壺の宮と紫の上は当時娘役トップだった大鳥れいさんが二役で演じられていました。

 

宝塚大劇場での公演は2000年の4月~5月(6月までだったかな?)。

 

写真は私が観に行った東京公演のときのものです。

 

 

 

当時日比谷の東京宝塚劇場は改修工事中で、有楽町の1000days劇場(現在無印良品になってます)での上演でした。

 

「あさきゆめみし」をちょっとパラ読みしたのですが。

源氏の息子夕霧と正妻の雲居の雁(頭の中将の娘)の夫婦喧嘩のところで、やっぱり夕霧に腹が立ちました。

 

紫の上が亡くなった後の源氏のあるセリフにも「ふざけんな!」となりました。

今読み返しても基本的な感想は変わらないかもしれません。

 

あの時代、今とはまた違う女性の生き辛さがあったと思います。

 

 

 

 

【関連記事】

≪ブログ感想≫ 源氏物語を読むことにした。(2024年3月24日)

 

 


↓(スポンサーリンク)↓



コメント: 5
  • #5

    ねこ派 (土曜日, 30 3月 2024 14:24)

    ゆりさん
    色々とご教示頂き、ありがとうございます。
    それと同時に、宝塚版「はいからさんが通る」でなされている、宝塚ならではのアレンジがどんなものであるかについて、それとなくヒントを書いて頂き、ありがとうございます。
    でも、ここで、それ、と示します。
    ゆりさんのこの文章を、心に留めてください。

    「宝塚は必ず男役トップさんが主役になるので、女性が主人公の作品はヒロインの相手役とか、準主役的な男性キャラを主役としてアレンジされます。」

    そのうえで、ご興味のある方は、宝塚版「はいからさんが通る」を、ご覧あれ。

  • #4

    ゆり (土曜日, 30 3月 2024 10:18)

    ねこ派さん
    我ながらチラシの保存状態がよくて嬉しかったです(笑)

    宝塚はスター制度で主役が男役トップ、ヒロインが娘役トップ、準主役が男役2番手スターとここまでは確定しています。準主役が誰になるかは、原作のあるものは演出家の判断になりますが。
    私がハマっていた90年代後半から2000年代初期はスター路線に乗っている男役さん4番手ぐらいまで主要だったり2枚目ポジションの役がついてましたね。
    この「あさきゆめみし」だと当時3番手だった伊織直加さんが柏木、4番手だった春野寿美礼さんが時の霊(ときのすだま)というオリジナルキャラのストーリーテラー、その下(流石に5番手とはいわないかな)の瀬名じゅんさんが夕霧、その下の水夏希さん(当時ここまでがスター路線に乗ってました)が明石の方。2番手娘役扱い(娘役さんの序列がトップ以外あまりわかりません)だった彩乃かなみさんが女三の宮でした。
    朧月夜の君や六条御息所、朱雀院、明石の入道等はスター路線ではない実力派の娘役さん、男役さんでした。
    「あさきゆめみし」はまだVHSの時代だったのでDVDは出てるかなあ?丁度VHSからDVDに移行する時の作品なのです。

    宝塚は必ず男役トップさんが主役になるので、女性が主人公の作品はヒロインの相手役とか、準主役的な男性キャラを主役としてアレンジされます。例として宝塚のオハコでもある「風と共に去りぬ」。宝塚ではバトラーが主役で男役トップ、アシュレーが男役3番手となります。
    スカーレットは、本役とスカーレットの本音を語るスカーレットⅡという二人がいて、娘役トップと男役2番手のWキャストになります。スカーレットⅡはスカーレット本人にしか見えないので、スカーレット同士のセリフのやり取りになります。多分これは文章ではわからないと思うので興味のある方はDVDでご覧ください。
    例外として一路真輝さんがトップだった頃の雪組で、本来のスカーレット主役ヴァージョンが上演されました。一路さんが娘役もできる方だったので一路さんがスカーレットを演じられたのです。これはタイトルが「風と共に去りぬ スカーレット編」となります。

    こうして見ると宝塚は女性だけの劇団なのに主役はほぼ必ず男役なんですよね。
    男役トップのトップお披露目作品や退団の時なんて祭りになるのに(特に退団のときはすごいです)、娘役トップさんが退団するときはそこまで大騒ぎにはなりません。
    殆どが女性ファンなので、娘役さんは疑似恋愛の対象になりにくいからというのもあると思いますが。

    20年ぐらい前の海外公演で、現地のメディアに「宝塚は女性ばかりの劇団と聞いていたのですが、経営陣の方々は皆男性なのですね」と言われたこともあったそうです。
    当時は座付き演出家も皆男性でしたね。今は女性の方も増えましたが。

    「あさきゆめみし」じゃなくて宝塚のはなしを長々とすみません。

  • #3

    リカオン (土曜日, 30 3月 2024 08:18)

    宝塚もキャンセルカルチャーの対象にされていますが、負けずに残ってほしいです。
    宝塚も洗練されて男役もどんどん美しくカッコよくなっているのですね。
    残念ながら見に行った事はないですが。

    現代の出雲阿国ですね。

  • #2

    ねこ派 (土曜日, 30 3月 2024 02:02)

    写真が、とても綺麗ですね。
    金髪の公達ですか。さすが宝塚。大胆な演出です。
    主人公の光源氏を男役トップスターが演じ、その数多の妻妾のうち、最も有力なのを、トップ娘役が演じているのでしょうか。
    宝塚歌劇団では、宝塚大劇場で先に公演をやり、次に東京、というのが以前からの通例。
    で、宝塚大劇場では、4月から5月にかけて、幕が開いていたから、ちょうど桜のシーズンということもあって、チラシの写真の背景が桜だったのでしょう。
    そうそう、漫画の「あさきゆめみし」では、桜が咲き誇っているシーンの絵が、花びらが風に舞っているシーンの絵が、いっぱい、描かれていました。
    宝塚歌劇団のことは、今、世間を賑わせている事件について、それから昨日、その事件の、一応の区切りと決着を見たことについて、色々と思うところがあり、言いたいこと書きたいことがあるのですが、来月開催される名古屋でのゴー宣道場で参加者とお話をしたり(参加の応募をしました)、あるいはこのサイトに書かせてもらったりして、考察してみたいと思っております。
    余談ですが、宝塚歌劇団は、同じく大和和紀作品である「はいからさんが通る」も舞台化していて、これも、花組が公演をやっています。
    但し、宝塚版「はいからさんが通る」は、ストーリーは、原作にほぼ忠実なのですが、しかし、宝塚ならではの「改変」がなされている。
    それは、何なのか?
    ご興味を持たれた方は、宝塚版「はいからさんが通る」の公演DVDが出ていますので、それを買うなりして、視聴してみては、如何でしょう。
    宝塚版「あさきゆめみし」の公演DVDも、あるかな?

  • #1

    グッビオのオオカミ (土曜日, 30 3月 2024 00:45)

    なるほど。
    宝塚歌劇団もまた、週刊文春の攻撃を受けていました。
    私は宝塚歌劇団もまた、日本の芸能文化の一つだと思います。その劇団が源氏物語を演じるのも興味深いものがありますね。