ローマ教皇庁 トランスジェンダーの洗礼を容認

 

投稿者:グッビオのオオカミさん

  

 

ローマ教皇庁 トランスジェンダーの洗礼を容認

https://news.yahoo.co.jp/articles/a3c53fab48edf9b44a8a4a100f31492207c30f40

 

日本よりも性に厳しい、キリスト教にLGBTに動きがありました。

 

10月31日にキリスト教、ローマカトリック教会のフランシスコ教皇が、心と体の性が一致しないトランスジェンダーの人も洗礼を受けられるとし、同性婚カップルで代理母から産まれた子どもにも洗礼を受ける権利を認めました。

 

西欧のキリスト教もLGBTには模索中な様です。

 

元々、聖書も長きにわたり書き続けられたもので、その書簡集や詩や物語を書いた人物もまた、当時のユダヤ人の社会通念や生活習慣や時代背景などに影響されています。

 

現在はそれを各国で現代語訳して読んでいるもので、全てを直訳しその通りにやろうとすれば必ず齟齬を来たします。

 

私はこのトランスジェンダーの人への洗礼容認を単なる政治的に妥協をしたものだとは思いません。

 

その聖書の伝統を刷新し、表面的な形式よりもその精神を汲んだものだと思います。

 

保守と伝統とは何でしょう。

科学的に新発見されたものまで退けて、時代錯誤なアナクロニズムである事でしょうか。

 

新約聖書にあるイエスの奇跡物語は魔法を使う事が偉いのではありません。

むしろ困窮してる者が不当に差別され、苦しんでいる事を分からせようとしてる物語でもあります。

盲人、重い皮膚病、片腕の萎えた者…。

当時は関わる事すら禁じられた「孤独の中で苦しむ」存在でした。

 

反LGBTを"不当な差別"と判断したからこそ、今まで難色を示していたトランスジェンダーを前提とした洗礼を公式に認めたのでしょう。

 

とは言え、西欧人は古くからの教えが生活習慣の隅々に、無意識のレベルである事でしょう。

今回の発表への反発もまたあり得るので、キリスト教とLGBT問題は今後も動きがあると思われます。

 

本来は性に寛容だった日本人。 

西洋のキリスト教すら見直し始めているLGBT問題。

では、日本の保守派はLGBT問題を今後、どの様に扱うでしょうか。

 

 

 

(管理人カレーせんべいのコメント)   

 

「人権」を金科玉条のように掲げるのであれば、「LGBTの人権を守らないといけない」のでしょうね。

 

私個人としては、「同胞愛」を理由に、LGBTが理由で不利益になることは是正するべきと考えています。

 


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コメント: 6
  • #6

    あしたのジョージ (火曜日, 14 11月 2023 21:57)

    日本よりも性に厳しい、キリスト教のローマ教皇庁でさえ、LGBTの人達の洗礼を受ける権利を認めると言っているのに、日本の一部の政治家や知識人達は、LGBTをただの病気だと言って、治療すれば治るとか、不勉強な時代遅れの人達ばかりです。
    いつか自分達の言動に恥ずかしい思いをする時が来ると思います。

  • #5

    グッビオのオオカミ (火曜日, 14 11月 2023 13:17)

    カレーせんべいさん、ありがとうございます。
    例えば、ウクライナはカトリックではないにしても、ウクライナ正教会のキリスト教徒が多数派でしょう。
    現段階でLGBTあたりをどう考えているのかは、分かりませんが、少なくともウクライナ人のSNSでの投稿や、ここまでのロシアとの戦い方を見る限り、ナショナリズムやパトリオティズム、庶民的な常識感覚や土着な感覚とバランスを保っている様に思います。
    日本のいわゆる"人権派"とは精神レベルが違い、もっと現実的に物事を見ている気がします。
    そう考えると「日本人の劣化」とは、人権派も自称保守派も、現実的にものを見ようとしていないのだと思います。
    保守派の反LGBTにも、人権派の反ジャニーズにも、観念的で権威主義的な「天動説」を感じます。
    現実的で事実確認に基づく「地動説」がいつも少数派になるのが悲しいところだと思います。

  • #4

    カレーせんべい (月曜日, 13 11月 2023 23:03)

    #1 #2 グッビオのオオカミさん
    コメント、ありがとうございます。
    オオカミさんに同意・同感です。

    そもそも「同胞愛」という言葉も庶民が使う言葉ではないのですが、
    「人権」に対するイヤミも込めてフランス革命のスローガンを持ってきました^^

    正確には「ナショナリズム」であり「パトリオティズム」ですよね。
    これらを、私流のくだけた言い方をすれば『この国の子供』です。

    この国の子供がLGBTを理由に差別されることを、私は良いとは思わないです。

  • #3

    リカオン (月曜日, 13 11月 2023 22:46)

    日本はT協会や杉田水脈や自称保守派のフェミニストとの対決がエスカレートし、LGBTや女性の地位向上は拗れに拗れまくっているイメージですね。
    30年前はこんなでは無かったと思うのですが。

  • #2

    グッビオのオオカミ (月曜日, 13 11月 2023 22:11)

    カレーせんべいさんと話が噛み合っていないのかも知れませんが、同胞愛。ナショナリズムやパトリオティズム無しで、庶民的な常識感覚無しで「人権」と言えば、それは必ず暴走すると思います。
    日本の場合の人権派の前提は「国家から個人の人権を守らねば」という事だろうと思います。
    戦後の反戦平和主義や、戦前の日本悪玉史観がさらに「国家否定」や「反体制」の感情や思い込みに拍車をかけている様に思います。
    だからこそ、日本人の土着的な感覚や昔ながらの感覚とバランスを取る形にならず、むしろそれを積極的に否定しているのでは?と思います。

    LGBTに関しては、日本よりも性に厳格なキリスト教文化圏でも時代と共に見直しがあるのに、日本の保守派のLGBTへの抵抗は、不自然だと言いたかったのです。

  • #1

    グッビオのオオカミ (月曜日, 13 11月 2023 20:19)

    そうなんですよ。
    カレーせんべいさんが言う様に、同胞愛という観点から見ても、人体におけるトランスジェンダーの構造(これは小林先生のライジングで知り、少し驚きましたが)の科学的事実の上から見ても、やはりLGBT差別は変なのです。
    日本人は本来ならパタリロやリボンの騎士など中性的な物語を楽しめる国民性を持っています。
    日本こそが、この問題に有利なはずなのですが。
    ちょうど、コロナ禍の死者数が最も少なかった日本が一番長くコロナ禍を続け、今でも日本だけがワクチンの追加接種をし続けている様に、この件も日本だけがオウンゴールをし続けそうな予感がします。