平成29年10月15日 大阪10区 立憲民主党辻元清美応援演説

 辻元清美

 地元の大阪10区、高槻・島本衆議院議員候補の辻元清美です。きょうはよろしくお願いいたします。

  このたびの選挙では、選挙の直前に野党の再編もございまして、皆様にはご心労をおかけいたしましたけれども、私たちは、立憲民主党として前を向いて歩いていきたいと思いますので、どうぞ辻元清美をよろしくお願いいたします。

 

 本日は、漫画家の小林よしのりさん、そして、枝野幸男代表、辻本、3人そろいまして大演説会をさせていただきます。ありがとうございます。

 

 それでは、まず最初に、応援に来てくださいました小林さん、今までは論敵として激しく議論を闘わせていた、その小林よしのりさんが何で辻本の応援に来てくださったのか、そして、今の安倍政権をどう見ていらっしゃるのかお話をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

 

 

小林よしのり

  皆さん、こんにちは。小林よしのりです。

 わしと辻元清美というのは、もう本当に敵同士だったんですよ。それが今は手を組むということになってしまいました。それは、何かよっぽど多くの世間の人たちにとっては信じられないみたいで、何で辻元清美と小林よしのりが手を組んでいるんだとしきりに言うんです。

 

 でも、例えば、わしは、自民党のリベラル系の議員たちから勉強会に呼ばれたことがあります。自民党の中にも加藤紘一の流れをくむリベラル系の議員はいるんですよ。そういう議員たちの中には、小林よしのりから話を聞きたいというような人たちもいる。けれども、それが直前になってキャンセルされてしまった。安倍政権を擁護する自民党内の議員たちが圧迫を加えたんです。小林よしのりを呼ぶなというわけです。そのかわりに安倍政権側の、安倍シンパの議員たちが呼んだのは、百田尚樹なんです。そこで彼らは、マスコミはスポンサーに圧力をかけて潰せと、自民党に、安倍政権に反対のマスコミは潰せと、そういう議論をしていたんです。

 

 小林よしのりは今までタカ派ですよ。はっきり言って今の自民党の議員よりもっとタカ派かもしれないよ。けれども、彼らは、安倍政権自体を支持しないと潰してくる、弾圧してくるんですよ。これは非常に危険な排除の思想です。議論をやるつもりがない。熟議をしない。安保法制も熟議をせずに強行採決で通してしまう。共謀罪も中間報告で一気に強行に通してしまう。そうやって全部熟議なしの民主主義に今、なってしまっている。これは非常に危ないんですね。今、そういう時代ですよ。わしはやっぱり表現者ですし、言論の自由はどうしても守りたい。

 

 例えば、安保の問題なんかにしても、自衛隊を守らなければいけないわけです。それなのに、自衛隊を自衛隊のまま、軍隊未満の武器を持たせて、ルールも整えずに集団的自衛権に参加させてしまうということを強行にやってしまったわけです。今回も憲法改正をやると言ったときに、自衛隊を明記するだけ、そういう憲法改正をやろうとしている。

 

(聴衆に向かって)見えるか。大丈夫か、聞こえているか。

 

辻元清美

 聞こえていますか。

 

(「聞こえています」「大丈夫」の声あり)

 

小林よしのり

 大丈夫。わしの声、かなりでかい。(笑い起こる)

 

 要するに、憲法改正で自衛隊だけ明記して、それで集団的自衛権に参加するとなったら、これはもう自衛隊の命が非常に危険になるわけです。

 

 例えばTPPなど……。T、TP、何だっけ。

 

辻元清美

 PKOです。

 

小林よしのり

 PKOでも南スーダンで駆けつけ警護を安保法制で通してしまったけれども、自衛隊をあのまま持っていったら必ず武力衝突になる。そういう危険な安保法制には、わしは反対したわけです。わしは改憲派の側の感覚で反対しているわけです。集団的自衛権まで認めるとなったら、もう軍隊にするしかないという感覚なんです。

 

 ところが、彼らは自衛隊のままで、武器とかをほとんど持たせずに集団的自衛権でアメリカとともに戦うという。これをやると自衛隊は本当に死にさらされる。危ない、自衛隊の命を何だと思っているんだというのがわしの考えなわけです。

 

 それを、旧民主党、民進党、立憲民主党の枝野さんは、辻元清美もそうだけれども、個別的自衛権で対応しなさいということを言ったわけです。つまり、今の自衛隊ままじゃなく、ちゃんと武力戦力を強化していって、どこまでがその活動の範囲かというのを決めて、それで対応すればいいと、集団的自衛権をそのまま入れるわけにはいかないということを言ったわけです。わし側の感覚からいけばそっちのほうが保守なんですよ。自分の国の力で自国を守る、これが保守なんですよ。保守の考え方なんですよ。

 

 そうすると、もうリベラルと保守の区分なんかなくなってしまうんですよ。立憲民主党がわしにはもう保守の政党に見えてしまうということになってしまっているんですよ。それはどうしようもない。自民党とか希望の党とか――希望の党は残念ながら踏み絵を踏まされて、安保法制を認めなきゃいけないようになっちゃったけれども――こういうのは、全部従米保守、アメリカに従属していく、アメリカとともに戦う、そういう保守なんです。これはもう、わしの感覚から見れば保守ではないということなんです。

 

 むしろ、立憲民主党のほうが保守の考えにしか見えない。我々は結局、属国のままになってしまっているんですよ。属国を容認してしまったらどうにもならない。アメリカの属国化を進めていくというのはどうしても許せないというのが、保守の本来の考え方です。それを安倍政権は、もう属国のままにしていこうと、主権を取り戻せないようにしていこうとしている。

 

 今回、沖縄でヘリが落ちましたよね。あのときなんかも、ほかの外国で米軍基地があるところでは、その国の警察権が行使されるんですよ。自分の国で起こった事故だから、これがどういう原因だったのかといって入っていくことが警察はできる。ほかの国ではね。日本ではそれができない。主権がないから。主権を制限されているから。例えば、オスプレイとかああいうのが日本の国会議事堂に落ちたとします。もう絶対に警察でも入っていけないんですよ、今の状態というのは。国会議事堂にオスプレイが落ちても警察は入れない、排除される、それが今の日本の状態ですよ。これを進めていこうと、これでいいというのが安倍政権なんですよ。

 

 こういう深刻な問題がまだ報道されていない。ちゃんとわからせられていない。これは非常に問題なんですよ。日本には主権がないから、例えば、北朝鮮有事とかになってしまったら、何であしたにも戦争が起ころうというのに、この選挙をやれるのか。それは結局、主権が奪われているから。本当に北朝鮮で有事になったら、自衛隊は米軍の指揮下に入るんですよ。全部決めるのはアメリカなんです。非常に危ないんですよ、そういうことになると。今そういう状態なんですよ。

 

 だから、ああいうふうに選挙できるんですよ。どうせアメリカ様がやってくれるからと。だから、安倍政権はトランプのような無茶苦茶な大統領にでも握手して、そのことを喜んでいるでしょう。いざとなったらトランプさんがやってくれるからという気持ちになる。だから、我々はのんきに選挙でもやっておけばいいと、そういうふうに思っているわけですよ。こんな独立心のない、主権を持たない国家のままではいけないと考えるのが保守なんです。

 

 そしたら、不思議なことに、枝野さんがいうリベラルというのは、基本的にやっぱり米軍に追従するままじゃだめだと言っているわけだから、むしろ保守という感覚になるね、わしからいけば。だから、わしは、立憲民主党を絶対に通さないといけない。勝たさないといけない。しかも、圧倒的に勝たさなきゃいけないんだよ。

 

 なぜかと言うと、もう自民党は自公で300議席をうかがうというような時代になっている。これは当たり前で仕方がない。それは、希望の党が排除したから。リベラルを全部排除しろと言ったんだから。そしたら、もう割れるわ、野党の側は。割れたら勝てないんですよ、安倍政権に。

 

 だから、300議席をもううかがう気はないですとなったら、これは本当言うと、希望の党の小池百合子の責任、前原誠司の責任ですよ、はっきり言って。排除なんかさせていいわけないじゃないの。小池百合子が排除するとか言い始めたときに、前原は本当は「だったらこの縁談は破棄だ」と言わなきゃなんないよ。それを許してしまったから分裂してしまったじゃないか。それで、結局、安倍政権が漁夫の利を得るということになってしまった。

 

 そうなったら、絶対にこの安倍政権の暴走をとめられる政治家が要るんですよ。必要なんです。それが辻元清美なんです。安倍総理に向かって「総理、総理、総理」とまた言ってほしいね。これは何遍でも言ってほしい、「総理」を連呼するこの言葉。こうやって真っ向から国のトップと闘える、それだけの度胸を持っている政治家というのはなかなかいないんですよ。

 

 これから希望の党は、後ろめたさを抱えてすごい惨敗しますよ、逆風になっちゃっているから。小池百合子は、もうこれから残酷ショーみたいになっちゃうよ。もうひどい状態になってしまう。こういうことは今、立憲民主党の議員たちは言わないけれども、わしは一国民だから何言ったっていいんだよ。(笑い起こる)とにかく、これからは希望の党は惨敗する。それで、立憲民主党は筋が通っている、道理があるということで今、物すごい後ろから風が吹いて、その風に乗っている状態。

 

 もういいんじゃないの、自民党の票はどっちみちふえるんだから。そんなところに票を入れたって不要だろう。辻元清美に票を入れて、それで、ちゃんと今の政権の暴走をとめる、それが今、一番求められているんだと。独裁は許さないという言葉ですよ。

 

 民主主義というのは暴走するんです。だから、安倍政権は民主主義の手続を一応受けて、それで暴走しまくっているわけですよ。ヒトラーとかも民主主義によって選ばれているんですよ。国民が全員「ハイル・ヒトラー」と言って支持したんですよ。その結果が、ああいうふざけた状態になってしまった。絶対に独裁を許してはならない。

 

 そのために、立憲民主党を勝たせる。それで、辻元清美のような戦闘力のある政治家を絶対に国会に送る。これが大事なことです。絶対お願いします。辻元清美を応援してください。

 

 以上です。

 

辻元清美

  小林さん、心強い応援、ありがとうございます。